1度で治療が終わらない謎

歯医者歯科医院では何度も何週間、場合によっては何ヶ月もかけて治療をしなくてはならないことが多いでしょう。
一度にすべての治療が完成してしまえば何度も通院する必要がなくなるので、それを強く希望する患者さんもいらっしゃることでしょう。

ですが歯医者での治療は、1度では終わらないのが普通です。
これはなぜでしょうか?

 

歯科医院に何度も通院し無くてはならない理由は根管治療にあると思います。

ここでは虫歯を例に考えてみたいと思います。
エナメル質にとどまるような小さなむし歯ならば一度の治療でほどんど終わることでしょう。
これは歯科医師共通の意見だと思います。
しかし、多くの場合には、むし歯は進行していて痛みが生じてから歯科医院にいらっしゃると思います。
そうすると、一度の治療で完了するような小さな虫歯の患者さんはあまり多くないのです。

治療の中でもとくに時間がかかるのは根管治療でしょう。
歯の根(根管)に細い金属を差し込んで感染した神経を除去し、根管の形を整える治療です。その根管は非常に細いのです。
太い部分であっても1mm弱で細い先端だと0.1mmを下回ることもあるようです。
また、根管は真っ直ぐではなく曲がっていたり、枝分かれしていたりします。
また、大臼歯なら根管は3~4本ほどあり、口の奥なので見づらく手探りの治療になってしまうことでしょう。
そうすると、1本の根の治療に5回も通院しなくてはならないこともあります。

奥歯の根管治療に何度も通うことになってしまったら、それはむしろ良い先生に出会えたと感謝するべきかもしれません。
歯科医院にとって、根管の治療は診療報酬が低い割に時間と手間がかかる治療だからです。
地味で退屈、何より報酬が少ない治療はさっさと終わらせてしまいたいというのは医師の本音かもしれません。
しかし、この地味な治療は患者さんのためなのです。

もっとも、根管治療が必要になる前に虫歯の診療を開始することが望ましいと思います。
先にも言ったとおり、小さな虫歯であれば1度の通院でほとんど治療が終わることでしょう。
何度も歯科医院に通うことを避けるためにも、定期的に受診して早期に異常を発見してもらうことが良いと思います。


このサイトでは、このように、
歯医者について皆さまが抱えている疑問・謎に
答えていきます‼