歯の冷凍保存

 

矯正で歯列におさまらなくなった歯や20歳前後で生える親知らずは、不要な歯として抜かれることが一般的です。この健康なのに抜かれてしまう歯を将来のために冷凍保存する研究が進められています。この冷凍保存は歯の銀行と呼ばれ、大学内のベンチャーとして運営が始まったようです。この冷凍保存の最大の特徴は特別な冷凍方法を行うことで歯根膜を残したまま保存や移植ができることだといいます。この歯根膜は歯根とそれを支えている骨の間にある薄い膜のことで、歯のクッションの役割を果たしています。このしなやかなかみごこちは歯科インプラントでは再現できないと言います。

全国の提携している歯科医院で抜歯された健康な歯は一定時間以内に保存する大学まで運ばれます。そして、マイナス150度で保管し、必要になれば歯科医院に届けられ、移植されることが計画冴えています。移植後は数ヶ月で定着し噛めるようになるとされています。移植する必要があるのは根の部分だけでその上の歯冠部は形成するので形が僅かに合っていなくても適用できる可能性が高いと指摘されています。

こちらも問題となるのは費用面でしょう。費用は歯の検査と輸送、20年の保管で約13万円かかるといいます。20年以上の保管が可能な技術が確立されてきており、延長が可能で移植や形成などには別途費用がかかるようです。費用面では様々なハードルを抱えているこの技術ですが、実際に移植された患者様には大きな影響が出ていないことがわかっています。

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