災害時のオーラルケア

災害発生時の長期的な避難が必要となった場合、水と食べ物が重要です。何かしら食べるということがあれば、当然ながら歯磨きは必要です。ケアを怠ってしまうと虫歯や歯周病が発生しますし、高齢者の場合は誤嚥性肺炎のリスクも高まります。集団で避難をしている場合には、感染症の恐れも出てきます。ただし水不足や物資の不足などにより、普段通りの歯磨きが困難になっています。優先順位を間違わないよう、できる範囲で口内のケアを行いましょう。

普段通りの歯磨きをできない場合は、意識してよく噛んで食事を行いましょう。緊急時は咀嚼が甘くなってしまうことや、ストレスにより唾液の分泌が少なくなる傾向にあります。よく噛んで食事を行うことで唾液の分泌が促され、口内の汚れを洗い流すことができます。また、飲める範囲で水やお茶などの水分を摂取することも大切です。食後に歯ブラシがない場合には、舌を使った歯の掃除を行いましょう。ティッシュなどを使った歯の拭き取りも効果がありますが、衛生的に問題がない場合に限ります。水やお茶があれば、最後にうがいをして細菌を洗い流しましょう。歯の隙間にある汚れを落とすことを意識しながら、舌の上や口全体に水分を行き渡らせていきます。吐き出した水は、紙コップや新聞紙などで作ったコップに吐き出し、指示に従って破棄を行いましょう。コップの中にティッシュなどを丸めて入れておくことで、そのまま可燃ごみとして扱うこともできます。

災害時の備えとして、水や食料などには意識が向きやすいですが、口内のケア用品は見落としがちです。口内を清潔にすることで健康にも繋がりますし、気分も良くなります。うがい用の水を使えないときのために、洗口液を防災袋に入れておくことも一つの手段です。

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