歯ブラシの製造工程

歯ブラシの製造は機械式であり、1つの歯ブラシを複数のメーカーが協働して造っています。つまり最終組立工場に搬入される時には、柄部、植毛部のほとんどが完成しているのです。最近はどの工程でもコンピュータが導入されており、検査も自動化されています。しかし最終検査はスタッフ自身が行っているところが多く、機械化の今後が注目されています。歯ブラシが完全体になると、それを販売するために小売店に卸します。

小売店はスーパーや薬局が大半を占めますが、一部の歯ブラシは特殊加工が施されており、歯科医院に届けられます。メーカーは小売店に対して商品の機能をアピールするものですが、歯ブラシのメーカーも例に漏れず営業しています。特に女性客はエチケットへの意識が強く、アピール内容に大きな影響を与えています。

さて、製造工程に話を戻しますが、歯ブラシの製造には多くの工程と専門知識が必要です。業界の人間でなければ、例えば平線植毛と言われてもイメージすることは難しいでしょう。実は現在市場に出回っている歯ブラシの9割はこの平線植毛で造られているのです。平線植毛とは柄に植毛する際の方法を指すのですが、その実際を知る前に、まずは柄と毛について詳しく勉強する必要があります。まず柄ですが、歯ブラシの柄の材質は時代と共に変化してきました。過去には天然材が使われていたわけですが、現在は専ら合成樹脂が使用されています。特に高分子化学に基づいて造られるポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂が多用されています。柄の成型方法は合成樹脂で出来たペレットと染料を用います。熱してから金型に投入し、形を作るのです。最終工程では磨きとバリの除去を行い、晴れて歯ブラシの柄が完成します。完成形には植毛のための穴があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です