30分予約制の謎

歯科医院は一般的に予約制です。
そしてほとんどの場合は15時から15時半というふうに30分で区切られていることが多いように思います。
ほとんどの病院は予約しなくても行けるのに、歯科医はなぜ予約性が多いのでしょうか。

実はこの予約システムは患者さんのためにできた経緯のあるシステムなのです。
かつては歯科医院でも予約せずに来院することが可能でした。
しかし、患者さんは何時間も待たされてしまうことが常態化していたようです。
かつて歯科医院に通院されたことのある50代以上の方であれば覚えているかもしれません。
ほとんどの歯科医院の待合室は満席で、開院と同時に行っても順番が来るのが昼ならばまだマシな方。
場合によっては昼休みをはさんで午後になることも多かったように思います。
患者さんを待たされているだけでなくて、歯科医院の側にも無駄が多く、混雑を嫌って患者さんが来たり来なかったりすると治療の予定がたてられず、計画通りに治療を進めることが難しかったといいます。

それらを改善するべく、歯科医院では予約をとることが一般的になったようです。
歯科医院では一人の患者の治療におおよそ20-30分程度かかることが一般的だといいます。
これは、削ったり詰めたりという処置に時間がかかるためでしょう。
そうすると歯科医師1人に付き1日あたり15人程度の患者さんしか診察できないということになります。
これは内科医や眼科などの比較的多人数を処理しやすい医師と比較するとおおよそ8-10分の1程度だと聞きます。